犬の目のまわり、汚れはどう拭く?こすらない外側のケア
目のまわりの毛に付いた軽い汚れは、ぬるま湯で湿らせた清潔なコットンで、目頭側から外へやさしく拭きます。眼球には触れず、取れない汚れをこすり続けないでください。赤みや痛そうな様子、急に増えた涙があるときは、お手入れより先に動物病院へ連絡しましょう。
朝、愛犬の顔を見て「少し汚れているけれど、どこまで触ってよいのかな」と迷うことはありませんか。顔の近くでは、きれいにすることを急がず、見える外側だけを短くお手入れするのが出発点です。
拭く前に、いつもと違わないかを見る
まずは明るい場所で、顔へ手を伸ばす前の様子を見ます。目を細める、片目を閉じたままにする、何度も前足でこする、赤い、腫れているなどの変化があれば、そのまま拭き始めないでください。痛そうなときは、早急に動物病院へ連絡します。
涙や目やにが急に増えた場合や、汚れが繰り返し付く場合も、拭けば大丈夫とは判断できません。受診するときは「いつから」「左右どちらか」「増え方」「嫌がる様子」を、見た範囲で伝えましょう。写真を撮るために顔を押さえたり、受診を遅らせたりする必要はありません。
道具は先にそろえ、毛の外側だけを短く
手を洗い、清潔なコットンとぬるま湯を用意します。左右で取り替えられる分も、犬を呼ぶ前に手元へ置きましょう。目のまわり用ではないウェットシートや、人用の化粧落としを代用しないでください。獣医師から個別のケアを指示されている場合は、その方法を優先します。
落ち着いて触れられる状態で、湿らせたコットンを目のまわりの毛へそっと当て、目頭側から外へ汚れを移すように拭きます。コットンを眼球へ当てたり、まぶたを開いて内側を掃除したりはしません。顔を動かす、手から離れようとする場合は、いったん手を止めてください。
片側を拭いたら、新しいコットンに替えます。取り切れなかったからといって、同じ場所を何度も往復させたり、爪や道具で固まりを剥がしたりしないようにしましょう。取れない汚れが目の近くにあるときは、無理に続けず動物病院へ相談してください。
茶色く見える毛を、白くなるまでこすらない
毛に色が残っていると、「まだ汚れが落ちていない」と感じるかもしれません。ただ、表面の汚れを取ることと、毛に残った色を落とすことは分けて考えます。色が残るからと力を足したり、漂白目的の製品を自己判断で使ったりしないでください。
最近になって目の下の色が変わった、濡れた状態が続くなどの変化は、原因を家庭で決めず動物病院へ相談しましょう。目の前に毛がかかることや、顔まわりのスタイルはサロンへ相談できますが、目そのものの異常をカットだけで解決しようとしないことが大切です。
サロンへ伝えることを、一つメモに
普段のお手入れで困る場合は、「右側だけ触られるのが苦手」「目の前の毛が伸びると拭きにくい」など、具体的な場面を一つ伝えてみてください。無理にきれいにしてから来店しようと頑張らなくてもかまいません。ただし、赤みや痛みなど目の変化がある場合は、予約日を待たず動物病院へ連絡してください。
伝え方に迷ったらお手入れの相談メモ、顔まわりの希望を整理するならカットの参考写真の使い方もご覧ください。
よくあるご質問
毎日、必ず拭いた方がよいですか?
回数を決めて繰り返しこするのではなく、普段の様子を見て、外側の軽い汚れをやさしく取る範囲にとどめます。涙や目やにが続く場合は、拭く回数を増やす前に動物病院へ相談してください。
コットンを見せると顔をそむけます。
追いかけて押さえつけず、その場のお手入れは中止します。どの動作で顔をそむけたかを相談し、痛みが疑われる場合は動物病院へ連絡してください。
目の前の毛を家で切ってもよいですか?
顔が動くこともあるため、目の近くへ家庭用のハサミを入れず、サロンへ相談してください。目に毛が当たって痛そう、赤いなどの場合は先に動物病院へ連絡します。
顔まわりのお手入れのしやすさも、ご相談ください
希望する仕上がりと、家庭で困る場面を一緒にお聞かせください。
空き枠を確認してWEB予約初めての方もWEB予約をご利用いただけます。カットのご希望やお返し時間などのご相談は公式LINEでも承ります。
空き状況は確認時点の目安です。この記事は日常の外側のお手入れに関する一般情報で、診断・治療を行うものではありません。
参考資料
ASPCA:犬のグルーミングガイド「Eye Care」。米国の動物保護団体。湿らせたコットン、目頭側から外へ拭く方向、眼球に触れないこと、続く涙や分泌物の相談を参照。
PDSA:犬の目の下の被毛の変色。英国の獣医療慈善団体。ぬるま湯で湿らせたコットンによる清掃、目のまわり用以外のシートを避けること、新たな変化の受診相談を参照。
PDSA:犬の目の変化と相談の目安。赤み・腫れ・目を閉じる様子などを確認し、変化があれば速やかに、痛みがあれば早急に獣医師へ連絡することを参照。資料確認日:2026年11月5日。
図は本文の手順と判断を整理した説明用図解です。個別の症状から原因を判断するものではありません。